阪神が今季マツダスタジアム7戦目で初めて勝利を挙げた。先発のアーロン・ウィルカーソン投手(33)は5回2/3を5安打無失点と好投。53日ぶり勝利を収めた。その後も中継ぎ陣が0のバトンをつなぎ、今季チーム13度目の完封勝利を納めた。矢野燿大監督(53)の一問一答は以下の通り

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-2回梅野の先制打は2死から。1つずつ、相手の嫌な得点ができた

「2アウトから、流れを作ったっていうかね。リュウ(梅野)が、あっこで打ってくれたから、いい1点がとれた。次の(3回の)タカヒロ(熊谷)とかね、作戦もうまく決めてくれた。いい形で、点数は2点やけど、いい2点やったんちゃうかなと思います」

-好投手の床田から序盤に得点できた

「流れは作れたけど、欲をいえばやっぱ1点じゃなくて、もう1点いきたいなというところはもちろんあったけど。まあその分、ウィルカーソンも頑張ってくれたんで。なかなか打ち崩すっていうところまでいけてないけど、嫌な攻撃っていうのはできたところもあるんかなと」

-出番をもらった選手が活躍した

「ああいうのはうれしいね。チーム全体が乗れるというか、普段、スタメンから出ることが少ない選手が作戦を決めたり、みんな機能して、ジョー(北條)もタイムリーを打って、陽川も出て、途中から行った竜平(小幡)もヒットを打ててとか。みんないい形の野球ができたんで、残りまだまだあるんで、そういうところでは、みんなが絡むというか、みんなが乗っていけるようなゲームに、みんながしてくれたと思います」

-復帰した大山に1本が出た。

「何日か空いて、ヒット出てないっていうのはもちろん気になるとは思うけど、まあ今日1本出たんで、フラットな状態で明日から臨めるんちゃうかなと思うけどね」

-浜地が勝ちパターンの7回に登板

「抑え方を見てても、ずっといい形で抑えてる。いろいろとこう本人が自分自身でも成長を感じ取れるというか。ただ投げるだけじゃなくて、間合いであったり、タイミングであったり、どういうバッターであるかっていうのを意識しながら。いろんなものが自分のことも含めて見えだした状態で投げられているんでね。そこらへんはたまたまの、いいピッチングじゃない、しっかりした成長があっての結果だと思う。そういうところでは任せても大丈夫だし、任せたいと思わせるピッチングをしてくれているんでね」

-ウィルカーソンの内容

「ずっとなかなかいいピッチングできなくて、勝てない時期があったので、だいぶモヤモヤしていたけど。ウィルカーソンも後半も頑張ってもらわないとだめなピッチャーなんで。まあ、いいピッチングしたけど勝ちじゃなかったというよりは、早めに代えちゃったけど、なんとか0で行きながら勝ち投手というのを付けたかった。後半にまたあいつ自身が気持ち良くというか、さらに貪欲にというか、そういうふうにいける1勝になったと思う」

-抑えの岩崎は苦しい時期もありながら20セーブ

「まあ、優は経験があるから。それを武器にしながらね、体が疲れたり、いろいろと研究されたりするなかで、そういうところでどう対応していくかっていうのが、いい意味で、年数重ねたところが、ある意味引き出しになってる部分もある。去年はスアちゃんがいてくれたけど、開幕からちょっとうまくいかなくて、やっぱりそこは経験のあるスグルだろうってなったので、そういうところではもちろん通過点でもあるし、これからも頑張ってもらわないと困る」

 

ー最近はいろんな選手をスタメン起用し、いい競争にもなっている

「今日みたいな試合になると競争はやっぱり激しくなるから、そういうのでも俺の立場としたらうれしい。いつもスタメンで出てるやつも落ち落ちしてられないなっていうのも勝手に作れるし、途中から行くメンバーもスタメンあるんじゃないかって、この場面で俺があるんじゃないかって形で試合に入っていけるっていうのはまぁチームが成長する上で大事なところ。みんなのそこがグッと上がるような試合に、結果的になっていったなって後から振り返って思えたらいいよな」

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