ソフトバンクが2戦連続の3被弾で、苦手の日本ハムに完敗した。カード別でワーストだった対日本ハムの被本塁打は24本目。日本ハムのチーム本塁打77本の約3分の1を献上している計算に、藤本監督は「まあ1発よね。ちょっと打たれすぎや。3分の1くらいうちから打ってるからね。気をつけないとね」と渋い表情で話した。これで日本ハム戦は6連敗となり、7連敗した18年以来。今季の対戦成績も7勝10敗となった。

先発東浜は、3回に清宮に2ランを打たれ先制を許すと、4回にはアルカンタラに自身今季4本目となるソロを浴びた。7回3失点で5敗目。6月8日阪神戦以来、約2カ月白星から遠ざかる右腕は「悔しいです」と絞り出した。最下位チーム相手の手痛い連敗で最大12あった貯金は3まで減り、首位西武とは2・5差に開いた。

○…黒瀬がうれしいプロ初ヒットを放った。7番一塁で2度目の先発出場。5回の2打席目。上原の132キロのフォークボールを左前に運んだ。プロ6打席目で記念の一打に「7年かかりましたが、プロ初のヒットが出たことは素直にうれしい。球団、起用していただいた監督、首脳陣の方々に感謝の気持ちでいっぱいです」。ただ2三振も喫し「勝ちにつなげられることができずに悔しい」と反省も忘れなかった。

○…秋吉が古巣相手にNPB復帰初登板を果たした。3点を追う8回、先発東浜に代わりマウンドへ。1死から佐藤に左前打を許すと2死後に清宮に特大の13号2ランを被弾。「1軍のマウンドに戻ってこれたことは素直にうれしかったです」。昨オフ、自由契約となり独立リーグ・福井を経て入団。「日本ハムを見返したい」と意気込んだが痛打された。「次の登板ではしっかりと抑えて、チームの力になりたい」と、雪辱を誓った。

 

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