仙台へ駆けつけたロッテファンのいる右翼席へ4分少々のうちに3度、無情にも白球が跳ねた。スクイズで4点目を奪われた直後の3回2死二塁。ロッテ先発本前郁也投手が落ち着けない。7番鈴木大、8番茂木に連続被弾すると、四球を出し、1番西川にとどめの2ランを食らった。0対9。試合開始から1時間1分後。「こういう形となり申し訳ないです」と本前。言葉も結果もあまりにも重かった。

首位と4・5ゲーム差に付けながら、ロッテの現状は苦しい。東條、オスナ、ゲレーロ、坂本らいわゆる勝ちパターンの救援陣が、特例2022で相次いで登録抹消に。制球難で2軍でも防御率14・59の国吉を1軍に呼ばねばならないほど切迫する。1イニングでも長く、1点でも少なく-。首脳陣の期待むなしく、本前は3回9失点で、4回には2番手東妻が先頭島内に右翼へのソロを浴び、10点目を失った。厳しい現実が突きつけられた。

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