連覇まであと1つ! 昨夏、東北連盟初の日本一に輝いた青森山田リトルシニア(東北連盟)が、世田谷西多摩川クラブ(関東連盟)に10-0の6回コールド勝ち。先発の菊池統磨投手(3年)が、5回1安打無失点。打線が9安打10得点を挙げ、2年連続日本一に王手をかけた。

菊池統は初回を11球で3者凡退に仕留めると、2回は3者連続三振。5回を55球、打者16人で終える安定した投球で試合を組み立てた。菊池統は「スライダーのキレが良く、コントロールもしっかりできていました。良いピッチングができてよかったです」と満足げ。試合は5-0で迎えた6回、打者一巡の猛攻で5得点。10-0と相手を突き放した。

2回戦は神戸中央に6-4、3回戦は川崎中央に7-6のサヨナラ勝ちと連日接戦が続く中で、打線は上り調子。菊池統も「1番から9番、全員の調子が上がってきている。決勝でもしっかり爆発してくれると思います」と信頼を寄せた。大量得点の後に継投した乕谷朔ノ助投手(3年)は、6回の1イニングを1安打無失点。好投を引き継ぐ0封リレーで、試合を締めた。

今日8日の決勝は、五條リトルシニア(関西連盟)と対戦。菊池統は「2連覇がかかっているので、しっかり取ります」と意欲十分。青森山田が投打で大会連覇をつかみ取る。【濱本神威】

◆菊池伊真内野手(6回に2点適時打) 1、2、3回戦はミスを恐れて、思い切ったプレーができなかった。でも、川崎中央戦のサヨナラから自信を持ってプレーできていることが、結果につながっている。