広島の4番西川龍馬外野手(27)が3戦連続打点を挙げ、首位ヤクルト戦連勝に導いた。「特例2022」で出場選手登録抹消のマクブルームに代わり、2戦続けて4番起用された。1回1死一、二塁だ。内角球に狙いを定めながら、外角へ逃げるように落ちるフォークに反応した。一、二塁間を破る先制点に「初球(空振りしたフォーク)よりは多少浮いてきた。チャンスで打席が回ってきたら返したいというのはある」と胸を張った。

下半身のコンディション不良で6月5日から戦列を離れた。佐々岡監督からの連絡を受け、当初の予定より数試合早く1軍に合流した。「ほぼ試合勘がないまま来たので、感覚がいいというのはないし、悪いというのもない」。復帰初戦から4試合連続安打と、ブランクを打撃センスでカバーする。佐々岡監督も「龍馬の場合はそれだけの実力がある」とその打力に厚い信頼を寄せている。

○…九里が先発では6月2日の日本ハム戦以来の白星を手にした。3回まで63球を要した序盤を無失点で切り抜けると、尻上がりに調子を上げた。「(バッテリーを組んだ)磯村といろんな話をしながら、考えながら配球してくれたと思います。1、2回はちょっと自分の中で大胆にいけてない部分もあったと思う。その辺も含めて話し合いながらできたと思うので、良かった」。6回まで無失点で切り抜け、チームを連勝に導き、自身も5勝目を手にした。

▽広島野間(6試合連続マルチ安打)「いい形でヒットが出ているので、悪くはないと思う。1戦1戦みんなで戦っていくだけだと思います」

◆150万人突破 広島はヤクルト17回戦(マツダスタジアム)で今季主催試合の観客数が150万人を突破した(151万8482人)。19年以来3年ぶり。

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