西武今井達也投手が、4回に突如暗転した。

3回まで1安打無失点も、1点リードの4回先頭安打の後、4四球と制球を失った。押し出しと暴投で逆転を許した。5回先頭にもソロ弾を浴びた。味方打線が一時同点に追いついたため、黒星こそつかなかった。だが、6回4安打4四死球3失点の数字以上に、悔やまれる4回の乱調に今井は「後々自分で考えたら、冷静になって試合中でも修正できなければいけなかったところ」と反省を口にした。

ただ、辻発彦監督は今井に“ど真ん中勝負”を求めた。「細かいコントロールは意識しないでしっかり腕を振ることが一番で。いい変化球も持っている。コントロール悪いってことは真ん中に投げようとしたら真ん中にいかないじゃん。単純にいえばよ。そう思うけどね。あれくらいの球を持っていたらコースを狙うより、真ん中に投げようとしてどっちかにいった方が、相手側に立つと嫌だもん」と、話した。

試合前のブルペン投球では状態が悪かったという。「でもそんなの分からないからね、マウンドに上がってみないと。マウンド上がったら非常によかった。急にああなったけど。でもああいうのも持ち味だからね。あれで抑えるのが今井だから」と、制球には目をつぶりながら、持ち味を最大限に生かしていくつもりだ。

▽西武今井(4四球など暗転した4回に) 後々自分で考えたら、冷静になって試合中でも修正できなければいけなかったところ。

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