エースが“神様”に挑む。巨人菅野智之投手(32)が連続出塁と連続安打のダブル日本記録更新&ゴジラ・松井秀喜以来の日本人50号到達の期待が懸かる“村神様”ことヤクルト村上擁する首位ヤクルトとの2連戦初戦に先発する。「ヤクルト打線に対してしっかり勝負して、勝ちにつながる投球ができるように頑張ります」と力を込めた。

◆菅野対村上 連続打席出塁のプロ野球記録にあと1、連続打数安打記録にあと2と迫る村上に対し、ストッパーへ巨人菅野が立ちはだかる。菅野は村上と通算打率2割2分9厘(35打数8安打)、今季も単打1本の1割4分3厘(7打数1安打)に抑えている。まだ本塁打を打たれたことがなく、村上に1発を許していない投手の中で通算38打席は最多。

■1年前の京セラドーム大阪では131日ぶりの白星

1年前の9月1日。京セラドーム大阪で行われたヤクルト戦で、8回1安打無失点と快投し、131日ぶりの勝利を挙げた。度重なる負傷と再調整の影響で、念願だった東京五輪代表も辞退を余儀なくされた。お立ち台では「味わったことがないような経験だった。どうしていいか分からない時期もあったけど、誰もが順調に野球人生を最後まで歩めるわけじゃない。それが今、来たんだと自分自身に言い聞かせて、現実を受け止めてやって来ました」と心境を素直に吐露した。

今季7打数1安打と好相性の村上を封じ、大阪のヤクルト戦で2年連続の勝利を狙う。

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