DeNAタイラー・オースティン外野手(30)が、1軍に合流した。新型コロナウイルスの陽性判定を受け19日抹消されていたが、隔離療養後に2軍での実戦を踏まずに合流。三浦大輔監督(48)はオースティンやトレーナーらと話し合った上で「基本的には問題ないと。本人の感覚的には問題ないと話をした結果、今日から登録する」と話した。代打で起用の方針で、戦力として「大きいですよ」と太鼓判を押した。

今季は開幕直前に右肘手術のため大きく出遅れた。今月1軍で復帰を果たしたものの、11日にPCR検査で陽性判定を受けたが、12日に検査業者による伝達ミスが発覚。13日と14日に陰性を確認した上で、16日から再合流した。しかし18日の検査で陽性が判明し再び抹消されていた。

紆余(うよ)曲折を経て、離脱と合流を繰り返していたオースティン。今季11試合すべて代打起用で、10打数2安打2打点1四球で打率2割にとどまる。ただこの間、11試合のチームの戦績は10勝1敗、不在時は6勝5敗。成績以上に“オースティンパワー”の効果は大きそうだ。