08年春以来に1部復帰した明学大は、接戦の末に今春王者の東海大に敗れ、14年ぶりの1部勝利はならなかった。

先発した大川航希投手(4年=志学館)が6回を6安打2失点と試合を作った。打線も東海大先発の諸隈惟大(いっと)投手(2年=東海大相模)を相手に8安打を重ねたが、あと1点が遠かった。3日に続く2連敗の結果に金井信聡監督(58)は「東海さんとの力の差を感じました。いい試合をしても、勝ちきれない」と、1部のレベルの高さを痛感した。

開幕カードの勝ち点は落としたが、東海大・井尻陽久監督(70)が「打者が積極的に振ってくる。あなどれた相手ではない」と話すように、1部でも互角の戦いを続けている。10日の日体大との第1戦で、1部復帰後初勝利を目指す。