神奈川大学野球が開幕し、今春優勝の神奈川大は黒星スタートとなった。ドラフト候補の最速145キロ右腕、神野竜速(りゅうどう)投手(4年=西武台千葉)は先発し、6回2/3を投げて被安打4の2失点。5奪三振だった。

初回、先頭打者に投前安打を許し、さらに自身の悪送球で無死二塁のピンチとなり、2点を先制された。「流れを持ってこないといけない立場なのに、自分のミスから始まってアウトを取ろうと先走ってしまいました」。

ここから、エースとして踏ん張った。投球のテンポを上げ、2~5回は無安打。捕手からボールを受け取ると、すぐにサインを決めて投球。直球の調子はあまりよくなかったが、スライダー、カットボール、ワンシーム、スプリットチェンジの変化球で打ち取り、追加点は与えなかった。全日本大学選手権以降、取り組んできた投球のテンポのスピードアップを実践した。

プロ志望届は、リーグ戦の開幕に合わせて提出。「学生野球最後のシーズンなので、まずはチームの勝利と優勝に貢献できるようにしたい」と意気込んだ。

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