4番が30イニングぶりの得点をもたらたした。DeNA牧秀悟は0-0の3回、2死二塁で巨人菅野の外角スライダーを中前にはじき返した。「チャンスの場面だったので、何とかしようと打席に向かいました」。2球で追い込まれた後もファウルで粘り、5球目の高めにアジャストした。

一塁上で思わず右手を高く掲げた。「先制することができてうれしいです」と言った1点は、チームとして4試合ぶり得点だった。前カードの広島戦は3連戦すべて0封負け。この日の初回も先頭桑原が出塁した後、関根がバントを失敗して無得点に終わっていた。3回も同じ形で桑原が出て、関根が今度は送り、中軸へ回した。牧は菅野と特に相性がよく、これで今季の対戦打率を5割とした。

優勝争いに食らい付くべく、負け越せない連戦がスタートした。ここからは9連戦、1日空いて10連戦と続く。その間に首位ヤクルトとの直接対決も5試合、待っている。三浦監督は「いっぱい、いっぱいの中で戦わないといけない。しんどいことを乗り越えないと、目指しているところに手が届かない」。ここから長い9月を走り抜く。

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