3位阪神が快勝して連敗を3で止めた。負ければ広島に同率で並ばれる危機を回避した。

4回、無死満塁から木浪聖也内野手(28)の押し出し四球と梅野隆太郎捕手(31)の2点左前打でヤクルト高梨裕稔投手(31)をKOした。さらに近本光司外野手(27)の3点三塁打でこの回一挙6得点と優位に立った。

大量援護に守られた伊藤将司投手(26)は1失点完投で9勝目を挙げた。完投は6度目でリーグトップを快走。また、球団史上6度目(5人目)の甲子園10連勝を達成した。新人だった昨年9月から本拠地負け知らずで白星を積み重ねている。

ヤクルトは高梨が誤算。打線も伊藤将を打てなかった。前日、甲子園で今季6本目のアーチをかけていたヤクルト村上宗隆内野手(22)は不発に終わった。歴代単独6位になる53号弾は出なかった。