阪神は首位ヤクルトに完勝し、連敗を3でストップした。甲子園のお立ち台には1失点完投勝利の伊藤将司投手(26)、4打点の近本光司外野手(27)、2打点と好リードの梅野隆太郎捕手(31)の3人が上がった。

伊藤将は「低めに丁寧に投げることもできましたし、ウメさんのリードを信じて投げた結果、こうやって完封…完投することができました(笑い)」と、バッテリーを組んだ梅野に感謝した。両リーグトップの6完投目については「先発をやらしてもらっているので、マウンドは譲りたくない気持ちがある。その結果」と話した。昨年から本拠地甲子園では10連勝。「ホームのグラウンドなので、1つでも多く甲子園で勝てるように投げています。ファンの声援のおかげで自分も勝てている」と満員の虎党に手を振った。

プロ初となる4打点の近本は「4打点は今までないんじゃないかなというくらいね、あんまり打点を挙げられないんですけど、まあでも回ってきたところで、しっかり自分のバッティングができるように、やっていきたい」と話した。個人タイトル争いでは最多安打、盗塁王も視野に入っている。「あと10何試合かあるんですけど、最後までしっかり諦めず、チームのためにやっていくんですけど、そのために自分が引っ張って、走って、チームに勢いある、試合、流れを持っていきたい」と勝利を導く中で数字を重ねるつもりだ。

最後は梅野が「明日はゲームがない移動で横浜に入るので、あさって必ず勝ってまた甲子園に帰ってきたい。みなさん心の中で『勝つバイ』とお願いします。近本が自分と初めて(のお立ち台)らしいので、うれしいと言っていたので、こうやって思い出にできるのがうれしく思います。それではみなさん、『あさっても勝つば~い! 』」と、得意のパフォーマンスで締め、9日からの横浜でのDeNA2連戦に連勝し甲子園に戻ることを誓った。