米大リーグ(MLB)が来季から投球時間の制限や守備シフトを規制する新ルールを導入すると報じられたことを受け、日本野球機構(NPB)の井原敦事務局長は9日、「実際にMLBで始めて、その様子を追っていきたい。それからの検討になると思う」と話した。

シフト制限は、投手が球を投げる瞬間まで内野手が外野の芝より内側で、二塁ベースを挟んで左右に2人ずつ位置を取るよう規定される。ピッチクロックは走者なしで15秒以内、走者を背負って20秒以内に制限され、超えると1ボールが加算。打者は残り8秒の時点で打席内に両足で立ち投手の方に向くことが義務づけられ、違反すれば1ストライクが加算される。けん制の回数も制限され、3度目は成功しなければボークが宣告される。また選手のケガ防止や盗塁増のため、ベースが約7・6センチ大きくなる。

コリジョンルールなどMLBで導入された新ルールは、翌年以降に日本でも導入されるケースがある。