阪神は大敗で横浜スタジアム7連敗を喫し、2位DeNAとのゲーム差を5に広げられた。

1点リードで迎えた5回、先発の藤浪晋太郎投手(28)が自身の2暴投に不運な安打や左翼ロハスの拙守も絡み、1点リードの5回に一挙6失点。チームとしては今季ワーストの1イニング7失点を許し、試合の行方を一気に決められた。

1回表に3番近本光司外野手(27)の右前適時打、4番大山悠輔内野手(27)の右犠飛で2点を先制。藤浪も3回まで1安打無四球で無失点。上々の形でゲームを進めていたが、中盤に落とし穴が待っていた。

藤浪は2点リードの4回、4番牧に左越えソロを献上。1点リードの5回は当たり損ねの内野安打などで1死二、三塁のピンチを招くと、代打オースティンの打席で2度の暴投で2失点し、あっさり逆転を許した。

さらに1死満塁とされ、3番佐野の左翼線への飛球をロハスが捕球できず(記録は2点打)。ここでマウンドを下りたが、2番手加治屋も4番牧に2点二塁打、6番楠本に適時内野安打を浴びた。

藤浪は4回1/3を5奪三振7安打1四球7失点で今季4敗目(2勝)。プロ野球史上8位のスピードで通算1000奪三振を達成したが、自身の連続クオリティー・スタート(6回以上、自責点3以内)は5試合でストップした。自身の横浜スタジアム戦の連勝も7で止まった。

▼阪神の5回の7失点は今季最多。4月6日DeNA戦12回、8月4日巨人戦2回の各5失点を上回った。7失点は、21年9月19日巨人戦2回7失点以来。

▼藤浪の1試合7失点以上はプロ入り後7度目。前回は20年9月5日巨人戦で、球団ワーストの11失点だった。

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