中日が2戦連続の決勝スクイズで連勝した。1-1の延長10回無死一、三塁でこの日2打数2安打の阿部が、巨人4番手大勢の初球直球を一塁前へスクイズ。三走岡林がヘッドスライディングで生還し勝ち越した。8日の広島戦に続き決勝点をスクイズでもぎ取った。試合後の立浪和義監督(53)の一問一答は以下の通り。

-延長10回の岡林の二盗も大きかった

「(岡林が)動いてから三塁へ進めないとなかなか点が入らない。最近は盗塁も増えている。今年20個目。大事なところで走れるように。伸びしろもある。今日はよくスタートを切ってくれた」

-チャンスで阿部がスクイズを決めた

「阿部も今日は打っていたが、大勢投手ということでなかなか打つ事は難しい。ここで点を取らないと勝てないと思った。初球見事によく(決めてくれた)。(三塁)走者も岡林だったので一塁にさえ転がれば点が入ると思った」

-ビシエドの適時打で追加点も

「清水が最後にいくのも1点差と2点差ではずいぶん違う。良かった」

-清水が初セーブ

「勝ちパターンで行っていて3連投になったが、点が入った時点で決めていた。継続してやることは難しいが、ここまで頑張ってきた。最後を3人で抑えたので、いい自信にして欲しい」

-大野雄もピンチもあったが粘った

「よくしのいだ。併殺も多かった。尻上がりに良くなった。続投の選択肢もあったが、8、9回と素晴らしい投手がいる。勝ちを託そうと(降板させた)。(大野雄の)勝ちを消してしまったのは、こっちの責任もある。きょうはいい投球をしてくれた」

-R・マルティネスも1失点でしのいだ

「あそこで一挙に行かれずに踏ん張ったのが勝ちにつながった。たまにはやられるが、抜けたフォークを打たれたのはもったいない」

-2日連続スクイズで決勝点

「絶好機で適時打が出ていない。今年は1点を取ることを植え付けていかないと。打てるようになったときは、どんどんやっていくが」

-土田も12度目のマルチ安打で成長も見られるか

「ここのところ相当疲れもあると思う。へばっている中で何となしにフォークをうまく拾ったり。彼の持っている非凡なものを時折みせてくれる。どんどん成長して欲しい」

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