今季限りでの現役引退を発表した中日福留孝介外野手(45)が、13年から8年間在籍した阪神との最後の2連戦で甲子園に姿を見せた。

ベンチに一番先に登場し、阪神矢野燿大監督(53)やコーチ、選手、スタッフなどに笑顔であいさつをした。背番号「8」を継承した佐藤輝明内野手(23)とも握手を交わし、優しく肩をたたいた。

福留がティー打撃を始めると場内のBGMが阪神時代に使用した福留の登場曲に変わった。Imagine Dragonsの「IT’S Time」、Superflyの「タマシイレボリューション」、AAAの「DEJAVU」と歴代使用してきた3曲が流れた。最後にケージに入りフリー打撃を始めると、ビジョンに「中日ドラゴンズ 福留孝介選手 24年間お疲れ様でした」とメッセージが登場。29スイングで柵越え0も、打撃練習を終えるとスタンドから大きな拍手が起きた。福留もヘルメットを取り右翼席に向かって頭を下げた。

福留は「まず、ケージに入る時に沢山の温かい拍手をいただいたり、名前の入ったユニホームやタオルなどを掲げてくれるのも見えて、とてもうれしく思いながらの打撃練習となりました。また、ビジョンも出していただき、阪神球団にも感謝しています」と練習後に球団を通じコメントした。

この日も出場選手登録はされず、練習のみの登場となった。12日が現役最後の甲子園となる。

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