残り15試合で何発打つ!? 優勝マジックを「10」としているヤクルトは16日の中日戦(バンテリンドーム)から10連戦がスタート。13日巨人戦(神宮)で日本選手歴代最多タイのシーズン55本塁打を放った村上宗隆内野手(22)が、どこまで記録を伸ばすかが注目される。今後の対戦カード、球場との相性などデータからの予測は? 日本記録の60本を射程圏内に捉える大砲は15日、神宮コブシ球場での練習に参加した。

   ◇   ◇   ◇

残り15試合で村上は何本塁打できるか。球場との相性も踏まえて予想してみたい。

バンテリンドームは10戦7発と好相性で、残りの3試合で2本は打ちそう。甲子園も8戦6発、マツダスタジアムも10戦8発と好相性で、2試合で1本ずつは打つか。東京ドームは9戦2発とやや苦戦。20日の先発は菅野が予想され、2戦連発で打たれないように警戒度が増すとみて、ここは打てないと予想する。神宮では残り7試合。61試合で22発だから、7試合なら2~3本の計算だ。

これを踏まえると、16~21日までのビジター6試合で3本、22~28日の神宮6試合で2本で60号。29、30日で新記録の61号となりそう。王は当時の新記録53号を打った次の試合から11試合で2本、バレンティンは56、57号を同じ試合で打ち、その次の試合から17試合で3本と、新記録の後はペースが落ちる傾向にある。村上も10月3日の最終戦(神宮)は小休止とみて、最終61本と予想する。【多田周平】

ヤクルト村上宗隆60発超えを7割以上が予想 3冠王は95%が「獲得できる」読者アンケート

【谷繁元信】ヤクルト村上宗隆の本塁打量産カギ握るDeNA戦 ゲーム差開けば大台60本見える