楽天涌井秀章投手が踏ん張り切れなかった。

楽天生命パークでは4月1日ソフトバンク戦以来、今季2度目のマウンド。1回1死一、二塁で柳田に右翼へ先制3ランを放たれた。立ち上がりにいきなり3失点。それでも崩れず、切り替えた。変化球を要所で織り交ぜ、丁寧にコーナーを突く投球。2回から4回までは1安打に封じた。小山1軍投手コーチも「立ち上がりはボールが少し高めに浮いていて、そこをうまくたたかれてしまいました。回を重ねるごとにしっかりと制球できている」とうなずいた。

打線は3回に太田がソロ。4回には鈴木大が右翼へ適時二塁打を放って1点差に詰め寄った。チームの勢いが戻りつつあったが、涌井は5回1死二塁のピンチを招いたところで降板となった。チームは金曜日16連敗中。本拠地の金曜日となると昨年6月25日ソフトバンク戦以来勝てていない。“ブラックフライデー”が続く中、6安打3失点と好投で引っ張ることができなかった。

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