村神様ひと休み-。首位ヤクルトは、日本選手最多となるシーズン56号本塁打の期待がかかった村上宗隆内野手(22)が3打数無安打1四球に封じられ、3連敗を喫した。打線は散発2安打の無得点、投手陣は被安打10の8失点で最下位中日に屈した。10連戦の初戦を落とし、今季中日戦の負け越しが確定。それでも2位DeNAが敗れたため、優勝マジックは9に減らした。

    ◇    ◇    ◇

村上が大野雄の前に不発に終わった。2回先頭の第1打席は6球目、低め138キロ変化球に空振り三振。4点を追う4回1死では4球目、高め137キロフォークに詰まって二ゴロ。7点差とされた7回先頭は、3球目で一ゴロに倒れた。8点差の9回2死で迎えた第4打席は根尾から四球を選んだが、待望の56号はお預けとなった。

主砲を含め、中日投手陣の前に打線が封じられた高津監督は「いろいろ対策は練ったんですけど、うまくいかなかったことは確かですね」と振り返った。

それでも村上は、中日戦ここまで22試合で打率3割8分5厘、球団別では広島と並ぶ最多の13本塁打を放っている。特にバンテリンドームでは、11試合で打率4割3分6厘、7本塁打の好成績。さらに17日先発の小笠原に対しては、今季14打数7安打の打率5割、3本塁打と好相性だ。リーグ2連覇へ向け正念場の10連戦。チームの連敗を止める1発に期待がかかる。

▽ヤクルト高津監督(4回途中5失点で8敗目の高梨について)「ゲームつくれませんね。ストライクが入らないので、ちょっとゲーム自体が序盤からしらけてしまったような感じ。まずストライクを投げる練習をしなきゃいけない」

【関連記事】ヤクルトニュース一覧>>