3連勝中だった5位巨人がDeNAに敗れ、2年連続のV逸が決定した。

両チーム無得点の6回、先発の山崎伊織投手(23)がDeNA佐野から3連打で先制を許すと、無死満塁から嶺井のボテボテの投ゴロを捕球できず2失点目。そのまま降板を告げられた。打線は6回に岡本和真内野手(26)が28号ソロで1点を返したが、以降はDeNAの救援陣に抑えられた。

第3次原政権4年目、原監督の3年契約1年目の今季は、若手の積極起用を打ち出した。開幕から堀田、戸田、赤星、大勢、平内、山崎伊、直江がプロ初勝利を挙げ、プロ野球最多タイ記録の1シーズンの初勝利7人。ドラフト1位大勢は守護神として球団の新人記録を更新するセーブ数をマークするなど、若手が成長の可能性を示した。

一方で主軸の坂本勇人内野手の3度の離脱や、主砲の岡本和真内野手の不振が痛かった。5月20日を最後に首位を明け渡し、夏場の大失速でBクラスにも沈んだ。巨人は残り9試合。クライマックスシリーズ(CS)進出の可能性は残っている。