ルートインBCリーグ南地区で初優勝を果たしたBC茨城は18日、タイ野球連盟との連携を発表した。BC信濃とのチャンピオンシップ第2戦試合前、タイ国政府観光庁職員とのあいさつで明らかにした。

タイ野球連盟が抱く「野球選手としてキャリアを継続できる環境がない」という課題克服に、「タイからの移住率が日本一」である茨城に本拠地に構えるBC茨城が動いた。今年12月には現地で「茨城アストロプラネッツ杯」を開催し、野球継続のための機会を提供する他、トライアウトも実施。同球団の来年度に向けた戦力拡充も図る。

BC茨城では9月から、タイの国民的移動手段である「トゥクトゥク」をリリーフカーとして稼働。来年の試合開催時にタイ屋台の出店を検討するなど、連携は既に始まっている。色川冬馬GM(32)は「タイから茨城へ、茨城からタイへ。ビジネスの切り口として、野球が懸け橋になることが出来れば」と期待を込めた。