5位巨人が4本塁打の一発攻勢を決め、2位DeNAに逆転勝ち。順位は5位のままだが、3位の阪神と広島とのゲーム差は「0」に接近した。

初回に先制されたが、2回に中田翔内野手(33)の23号同点ソロと大城卓三捕手(29)の13号2ランで逆転。4回にはグレゴリー・ポランコ外野手(31)の23号ソロ、6回には丸佳浩外野手(33)の27号ソロで突き放した。

今季初の中5日で先発したエースも気迫の投球を見せた。菅野智之投手(32)は2回以降、緩急と制球力を駆使して7回95球、5安打無四球の1失点と好投。リリーフ陣がリードを守った。9回に登板した守護神大勢投手(23)はDeNA佐野にソロ本塁打を浴びたが、34セーブ目を挙げた。

★試合後、原辰徳監督(64)の主な一問一答は以下の通り。

■すべてが価値ある1発だった

-DeNA今永から4本塁打

「先制されたものの、2回ですか。非常に4番バッターが打って、そして、8番バッター(大城)が逆転2点ホームラン。流れとしては非常に良かったですね」

-同点弾の中田はうまくとらえた

「そうですね。特に、ちょっと流れがどうなるか分からない状況の中で、あそこの初打席に打ったというのは非常に大きかったと思いますね。やっぱり凡打したときでも相当悔しがっている姿というのはね、我々、頼もしく感じますよね」

-4点目はポランコ

「4点目はすごく大きかったし、5点目はダメ押し。丸は元々強いしね、彼(今永)にね。このところちょっとストレスもあったでしょうし、いい流れになってくれればいいなと思いますね」

-坂本と丸は7回で早めに交代

「勇人? もうちょっとやっぱり、何て言うかな、もう少し気が出てこないといけませんな。打つことって、簡単ではない。誰しもが。たださっき、翔(中田)の時に言ったように、凡打したときにどういう風な精神状態でいるかというのは非常に重要なことですね」

■好投の要因はエースの「間合い」

-菅野

「役割という点では流れを渡すことなく初回の1点でしっかりと抑えてくれた。ゾーンで勝負できているというか、妙な四球がないですよね。彼の間合いの中で投げられているのかなという気がします」

-7回95球の交代は今後を見据えて

「まあ、総合的に見て、というところでしょうね」

-残り8試合

「毎回毎回ね、どういう結果であっても、明日はまた、ファイティングポーズをとって、集中して戦いたいと思います」

【関連記事】巨人ニュース一覧