楽天が今秋ドラフト候補に、富士大・金村尚真投手(4年=岡山学芸館)をリストアップしていることが分かった。最速150キロの力強い直球が武器で、制球力も抜群の右腕。今秋の北東北大学野球リーグでは、5試合で41回2失点、防御率0・44、51奪三振と圧倒的な成績を残した。石井GM兼監督は、スカウト会議で映像を確認し「上位で消える素材の投手だと思います」と素質を認める。

ドラフトで一番の補強ポイントとなるのは即戦力投手。37歳の岸、36歳の涌井、33歳の田中将、31歳の則本、辛島が先発ローテーションを主に回っている。27歳の滝中や24歳の早川、藤平らとともに、次世代の先発陣の軸となる投手を獲得したい考え。金村指名の選択肢を残しながら、即戦力投手の獲得を目指してドラフトまで絞り込みを続けていく。

東北に本拠地を置く球団として、金村以外にも、地元選手の動向は注視している。石井GM兼監督は「東北は広くカバーしないといけない球団。優先的にというよりは、一定のレベルより上の東北の選手をしっかり漏れないようにしてほしいという話はしています」。“ご当地”選手の指名も視野に入れている。

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