日本ハム新庄剛志監督(50)が札幌ドームで戦う最後の試合に大敗して、ファンに謝罪した。

試合後のセレモニーでは来季の続投を公表したBIGBOSSだったが、その後の記者会見では「今日は初回から、あまり集中できてなかったかなぁ…俺が。最後のセレモニーが気になって、途中からああいうゲームになったから、もうそっちに切り替えて。申し訳なかったですね。今日は、最後の最後で本当に面白い試合を見せたかったんですけど…。それも僕のせいで。全てはね」と振り返った。

セレモニーのスピーチでは史上最速で、来季の開幕投手として加藤を指名。優勝を目指さないとした今季とは打って変わって、来季は日本一を目指すと宣言したBIGBOSSだが、札幌ドーム最後の試合で楽しい試合を見せられなかったことを一番に悔やんでいた。

○…エース上沢が、新球場で雪辱を期す。札幌ドーム本拠地最後の先発を託されたが、4回6失点と乱れた。今季最後の登板となったが「最後の最後に、悔しい結果になったことが唯一の心残りです」と肩を落とした。来年の開幕投手候補の1人として、12年目のシーズンに向けて鍛錬を積んでいく。

○…清宮が、前夜の勢いそのままに2安打1打点と存在感を見せた。4点を追う4回無死二塁、右前適時打で反撃の1点を奪取。27日ロッテ戦ではプロ初の満塁弾、自己最多4安打&6打点の大暴れ。試合後のセレモニーで札幌ドームを1周しながら「思い出は…最後の満塁ホームランです!」と明かした。ロッテファンの前を通り過ぎる際には「これからもお手柔らかにお願いします」と無邪気に頭を下げていた。

▽日本ハム近藤(初回8号2ランでチーム今季100号)「ちょっとぶっちゃけ狙っていた部分もあったので、まさか1打席目で出るとは思わなかった」

▽日本ハム伊藤(9回に登板し3者凡退)「張り詰めた空気を何とか変えるのは、全力投球しかないかなと。最後なので、いろんな感謝を込めて投げました。四球を出さなくて良かったです」

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