東大が互角の勝負を挑みながら、あと1歩及ばなかった。安打数でいえば、早大の8本に対し東大は6本。なのに結果は0-4の完封負けになってしまった。

井手峻監督(78)は「チョロチョロと打ったが、どうつなげるか。ちゃんとした攻撃ができれば」と振り返った。1回、先頭打者が安打で出塁しながら、送りバントが併殺になってしまった。2回にも先頭が内野安打で出塁したが、二盗に失敗して、逸機していた。

開幕戦で明大に引き分け、慶大には1勝したが、まだ目指す勝ち点はつかめていない。同監督は「井沢(駿介投手=4年)は最低限だが試合をつくってくれた。相手(早大)がうまい守備をやりました」。相手をたたえるしかなかった。