シーズン最終盤を2軍で過ごした日本ハム万波中正外野手(22)が、今季を振り返って正直な気持ちを吐露した。

「本当に悔しいと思います。つくづく力不足だなというか、今は正直、ショックを受けているというのが率直な感想ですし、こんだけしかできなかったっていう自分への憤りがすごくあります」。

4年目の今季は開幕1軍入り。100試合出場で14本塁打、40打点はいずれもキャリアハイの数字を残したが打率は2割3厘。9月21日に2軍降格となり、1軍のシーズン最終戦となったこの日も、イースタン・リーグ最終戦に出場した。

万波 打率がもっと上がってくれば、ホームランも増えてくるかなと思いますし、打点ももっともっと稼げればもちろん変わってくる。でも、得点圏打率(2割8分8厘)を見たら、そこまで悪くないので、やっぱり一番は打率なのかな。

この日は1回に先制2号2ランを放った。1死二塁でロッテ種市の初球の変化球を捉えて左翼へ運んだ。セールスポイントの本塁打でシーズン最終戦を締めくくったが、「最後、ここ(2軍)にいるっていう時点でいい締めくくりできているのかも分からない。打たないで終わるよりはいいかなっていうくらいでしかない」。

来季への巻き返しへの思いも強まった。「(レベルアップは)全部ですね。バッティングは見直さなきゃいけないし、他の部分も。基礎体力も、基礎的な能力も、もっと上げなきゃいけないなと思います」。喜びも悔しさも味わった今季の経験を来季の大飛躍へつなげるべく、鍛錬の秋へ向かう。

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