広島が13日、スカウト会議を行い、白武佳久スカウト部長(62)は、最速151キロ右腕、苫小牧中央・斉藤優汰投手(3年)の1位指名を明言した。

189センチ、91キロと恵まれた体格から角度のある真っすぐを投げ込み、制球にも定評がある。変化球はカーブ、スライダー、フォーク。右の本格派で、将来性を高く評価。近藤担当スカウトは「それだけの実力がある。角度があり、スピードにも伸びしろがある。球質も重い。一番の魅力はストレート」と評価する。

近年はドラフト1位で即戦力投手の指名が続いていたが、新井新監督が就任して初のドラフトでは素材型の高校生右腕を1位指名することを決めた。白武スカウト部長は「次世代のエースになるだろうという素材型の選手を中心にいこうということになりました。カープに合う投手ではないか。イメージとしては1年はじっくり鍛えて投手として育てながら」と話した。巨人やソフトバンク、西武など1位指名する選手の公表が目立つ中、広島も1位指名選手を公表した。

◆斉藤優汰(さいとう・ゆうた)2004年(平16)5月27日、北海道・岩見沢市生まれ。岩見沢日の出小4年時に岩見沢日の出タイガースで野球を始める。中1まで捕手も岩見沢明成中2年の秋から投手転向。苫小牧中央では1年秋から背番号18でベンチ入り。3年春の全道と夏の南北海道大会で4強。好きな言葉は「習慣は第2の天性なり」。趣味は小説を読むこと。家族は母と弟。好きな食べ物はそば。血液型O。189センチ、91キロ。右投げ左打ち。

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