NTT西日本・平良竜哉内野手(24=九州共立大)は楽天が5位指名し、交渉権を獲得した。

平良は「選ばれるか不安だったが、指名されて本当にホッとした気持ち」と安堵(あんど)の表情を見せた。九共大のときには指名漏れも経験。「指名漏れを経験して悔しい思いをした。守備を磨こうと社会人での2年間をやってきて良かった」と笑顔も見せた。

目標に掲げるのは「トリプルスリー」と宣言。「フルスイングが代名詞。走力も自身がある。打撃以外にも走力も生かしたい」と話した。

170センチと小柄だが、長打力に秀でる。「小さいけど、打球を飛ばすのに体全体を使います」と話すように、フルスイングを貫くファイターだ。

右打ちの社会人内野手として希少価値は高く、即戦力として見込まれる。明るい性格で、キャラクターもいい。「琉球のアルテューベ」と称されるプレースタイルは魅力的だ。平良は言う。

「身長は僕よりも小さくて世界最高峰のプレーヤーでやっている。同じタイプとして、めちゃくちゃ刺激を受ける。僕の憧れ」

大リーグ・アストロズのホセ・アルテューベ内野手(32)は身長167センチだが今季も28本塁打を放った。メジャー通算192発で生涯打率は3割7厘。新たなステージで、同じ二塁手のスーパースターの背中を追う。「小さな大打者」に成り上がるべく、挑戦する。

沖縄県・うるま市出身、170センチ、76キロ。右投げ右打ち。

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