20日のドラフト会議で指名漏れした阪神佐藤輝明内野手(23)の弟で関学大の太紀内野手(4年=関西学院)が、独立リーグ挑戦を経てNPBを目指す方向であることが21日、分かった。

高校通算12本塁打をマークした187センチ、85キロの右打ちの大型内野手は今春リーグ戦デビュー。9月3日にプロ志望届を提出した。「高いレベルで野球したい。近い人(兄)がああいうところでプレーしているのは自分のなかで影響はある」。今秋は2打数無安打と試行錯誤が続くが、夢を追い続けることを決断した。

すでに独立リーグの複数球団が獲得に動く方針を固めている。関西独立リーグの堺も名乗り。元近鉄の大西宏明監督(42)が「体が大きく、スケール感がある選手。伸びしろにも期待できるし、阪神佐藤選手の弟さんということもあり、活躍すれば話題になる」とラブコールを送った。まずは大学ラストゲームとなる22日からの関大戦に全力を尽くす。