阪神ドラフト6位の三菱自動車岡崎・富田蓮投手(とみだ・れん=21)が27日、愛知・岡崎市内の同社で指名あいさつを受けた。阪神からは畑山統括スカウト、担当の筒井スカウトが訪問した。

筒井スカウトが担当したドラフト6位といえば…。18年ドラフト6位の湯浅は今季ブレーク。20年ドラフト6位の中野も1年目からチームに欠かせない戦力となっている。“出世順位”での指名について、同スカウトは「ラッキーナンバー6じゃないんですけどね、僕は」と笑い、「ただ、今年彼が6番目で指名あった時は、また6巡目でっていうのはありましたね。本人にも言ったけど、入ったら順位関係ないんで、入ったら1年目から遠慮せず頑張ってほしい」とエールを込めた。

チームに不足する左の先発として期待する。「今年に関しては伊藤将司が1人でしたけど、(先発ローテの)左は。ただ、他にもピッチャーいますんで、そこらへんと競争して十分1軍狙っていけるという考えは持ってます」と太鼓判を押した。

最速は147キロだが、球速以上にノビを感じる特長があるという。「和田毅さんとか杉内さんとか。そういう球速以上にバッターが速く感じたり。そういうボールの質を持ってるピッチャー」と説明。「そういう一流のピッチャーを目指してほしいと思います」と大きく育つことを願った。