ロッテ、中日で通算129試合に登板した大嶺祐太投手(34)が現役引退を決断したことが27日、分かった。

大嶺は長くプレーしたロッテ退団時も含め、ファンにしっかり感謝の思いを伝えられていなかったことを後悔しており、早ければこの日のうちに自身のSNSで引退を正式発表する。

沖縄・石垣市出身で、八重山商工(沖縄)で甲子園でも活躍した大嶺は、06年高校生ドラフト1巡目でロッテに入団。右肘のトミー・ジョン手術なども経験しながら、ロッテで通算29勝を挙げた。21年オフに戦力外通告を受け、今季は中日で育成選手としてプレーしていたが、支配下登録はかなわず、再び戦力外通告を受けていた。

大嶺は日刊スポーツの取材にも「16年間ありがとうございました。16年間も野球ができると思っていなかったので、これまで支えてくれた人たちに感謝しています」とメッセージを寄せた。