父に報いるいぶし銀になる。巨人にドラフト4位で指名を受けた創価大・門脇誠内野手(21)が28日、東京・八王子市内の同大学で指名あいさつを受けた。走攻守そろった遊撃手で、「走攻守全てに自信がある。チームに求められる犠打、犠飛であったり、犠牲心を持ったプレーを徹底してやっていきたい」と気持ちを新たにした。

父寿光さん(50)は3歳のころから男手ひとつで育ててきてくれた。奈良生まれだが、高校は創価(西東京)に進学。2年の冬には仕事を辞めて、東京に引っ越し、食事面のサポートを受けて体作りに励んだ。「父の行動力には本当に感謝です。基本全部肉の料理なので、体に気を使ってメニューを組んでくれているので、全部のメニューが自分の中では糧になっています」と感謝した。

尊敬する選手は、打撃面で日本ハム近藤と守備面で宮本慎也氏。「一番は堅実ってところ。スローイングも安定している。投手が打ち取ったと思った打球は、すべてアウトにするのが自分の理想」と当たり前のプレーを当たり前に遂行する。大学1年時からフルイニング出場を続けてきたいぶし銀は「目立たなくていいので、常に試合に出続けられる選手を目指していきたいと思います」と目標を掲げた。

◆門脇誠(かどわき・まこと) 2001年(平13)1月24日、奈良県奈良市生まれ。小学2年から、西大寺ドリームズで野球を始める。高校では創価(西東京)に進学。大学では1年春からレギュラーをつかみ、2季連続ベストナイン獲得。3年秋には首位打者と打点王に輝いた。4年春までにベストナインを4度受賞。目標とするプロ野球選手は、日本ハム近藤健介外野手と元ヤクルト宮本慎也氏(日刊スポーツ評論家)。プロで対戦したい投手はオリックス山本由伸投手。50メートル5秒8、遠投107メートル。171センチ、76キロ。右投げ左打ち。

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