落合博満氏と中畑清氏が30日、TBS系テレビ「サンデーモーニング」に出演。オリックスが日本シリーズ3連勝で26年ぶりの日本一に王手をかけたことについて語った。

落合氏は「日本シリーズが始まる前は、ヤクルト打線とオリックスの投手陣という戦い方になると思ったら、そのとおりになりましたね」と振り返った。中畑氏は「(オリックスは)先発ピッチャーがいい。若くて生きのいいのが、ピッチャーがこれだけそろえられるというのは、今ない」と話した。

負傷したオリックス山本に関しては「ちょっと厳しいと思います。電話で話をしたんですけどね、言っちゃいけないのかな? 本人ね、『50パーセントぐらいですよ』と脇腹の痛みがですね。その場所だとちょっとヤバイですよね。無理しない方がいい」と述べた。落合氏は「日本シリーズですからね、出てこないとは限らないですよ」と話すと、司会の関口氏は「ちょっとみたいですよ」と振ると「オリックスとしては山本で2勝と踏んでいたんですから」と話した。

第7戦については落合氏は「やってみないと分からない。打線は水ものというけれども、良くも悪くもね。(ヤクルト村上は)ここ3試合ノーヒットということで、55号を打ってからの村上はちょっと戻りつつあるかなという感じですかね」と話した。中畑氏は「勢いからいったらオリックスかな。先発の宮城が頑張ってくれたら、ゲームを作れば逃げ切れるイメージが湧きますよね。ヤクルトの打線に勢いがないんですもの」と話した。さらに落合氏に対して「ここまで言ってもいいと思うよ。やってみないと分からないというのは、無責任だと思うよ」と振ると、落合氏は苦笑いしながら「お互いに応援している人がいるから、どっちというのは言えない」とかわした。

オリックスは29日の「SMBC日本シリーズ2022」の第6戦。6回に杉本裕太郎外野手(31)がヤクルト小川から先制適時打を放ち、これが決勝打となった。