今季限りで現役引退する日本ハム杉谷拳士内野手(31)が“引退試合”後に苦笑いしながら振り返った。

7回、現役最後の打席に立つ前にネクスト・バッターズサークルへ向かった時の場面だ。「ネクストに立った時には、テレビ朝日さんの地上波は15時半で終わると僕も知っていたので、ちょうど見たら15時半だったので、『うわ、俺らしいな』って思いながら。『これ、ネクストで(中継が)終わってんだろうな』と思いながら」と、打席へ向かったという。その杉谷の予感は的中。その時点で、テレビ朝日系で生中継されていた地上波放送はちょうど終了した。

それでも、杉谷は気持ちを切り替えた。「14年間分の思いを打席に込めたいという思いもあったので、とにかく打ってやるぞという思いはありました」。結果は右飛だったが、ファンや同僚、侍ジャパンメンバーからも大きな拍手が送られた。

ちなみに試合後、地上波中継が終わっていたことを知った。「みたいですね。連絡来てました。『おい』って、みんなから(笑い)」と、思わぬ現役ラストのハプニングも笑い飛ばしていた。

侍ジャパン栗山監督“初陣”1点差薄氷勝利「村神様」村上宗隆豪快ソロ弾も飛び出す/ライブ詳細>>