楽天前田銀治外野手(18)が5日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸550万円でサインした。

昨年ドラフト3位で楽天に入団。ルーキーイヤーの今季は1軍出場はなかった。10月10日フェニックスリーグ・ソフトバンク戦の試合中に右足を負傷し、離脱中。「プロ野球選手として初めての1年は2軍ではありますが開幕戦でスタメン出場し、最後のファーム選手権でもスタメンでプレーさせていただくことができ、すごく内容が濃い1年でした。春季キャンプでは浅村さんとともに練習をさせていただく機会もあり、1軍で活躍する先輩の技術を肌で感じることができました。1年を通してプレーのなかでの1球に対する気持ちが強くなったことは実感していますし、来年も大事にしたいと思っています。今は焦らずにけがをしっかりと治すことを優先していますが、この時間を有効活用して1年の振り返りをしつつ来年いいスタートが切れるようにしたいと思います」と前を向いた。

また、育成3位ルーキーの大河原翔外野手(19)も契約更改交渉に臨み、20万円減の年俸230万円でサイン。「プロのレベルの高さに驚きと、なかなか思うようなプレーができなくて歯がゆい気持ちが強く、自分の今のレベルを知ることができた1年になりました。秋季キャンプではバットをたくさん振ることと、たくさんボールを捕ることをテーマに全体的なレベルアップを目指して取り組んでいます。来年は支配下を絶対につかみ取るために、オフから体をしっかりと作っていろいろな先輩の技術や考えなどを吸収して、成長した姿で春のキャンプからアピールしたいと思います」とコメントした。(金額は推定)