伝統の早慶戦で、早大が2連勝して勝ち点を挙げ、2位で秋季リーグを終えた。小宮山悟監督(57)は「優勝の可能性がなくなってからも、選手たちはなんとか慶大に勝とうと練習していた。打線がつながって、まさかあんな形で点が取れるとは思わなかった」と喜んだ。

初回1死満塁で、印出太一捕手(2年=中京大中京)が先制の満塁弾を放った。大きな4点を先制。その後も打線がつながり、15安打で9点を挙げた。印出は「4年生と最後の試合で、なんとしても2連勝して有終の美を飾りたかったので、すごくうれしい。4年生に2連勝で卒業してもらえるのがうれしいです」と話した。

西武ドラフト1位の蛭間拓哉外野手(4年=浦和学院)は4打数1安打で大学最後の試合を終えた。試合後は、涙を流しながらチームメートと勝利を喜びあった。