中日大野雄大投手(34)が8日、ナゴヤ球場に隣接する合宿所で契約更改した。

3年契約最終年となる来季の年俸3億円に変動はないが、エースとして2年連続の開幕投手を目指し、先発4本柱で60勝を来季の目標に掲げた。

「複数年契約中なので来年頑張ろうという気持ちで判を押してきました」。交渉を終えた左腕は来季の目標をより明確に据えた。来季日程が発表され、開幕は3月31日、東京ドームでの巨人戦に決定。今季と同じ舞台となったことに「そこは先発全員が目指さなくてはいけないところ。候補にあがるようにやっていきたい」と2年連続の栄誉に意欲を見せた。さらに柳、小笠原、高橋宏の先発4人の勝ち星を「3人が引っ張ってくれると思うので60勝」と高い数値目標を掲げた。

立浪監督1年目の今季は投手キャプテンに指名され、23試合に登板して8勝8敗。防御率こそリーグ4位の2・46にまとめたが、納得のいく成績とは言えなかった。「完投も4試合でしたが倍くらいできたと思う」。キャプテンについては「もともと引っ張っていくタイプではなく、ワンポイントアドバイス、自分の姿を見てもらってというタイプですが、そこに関しては満足していない。若い投手が増えてきたので、(今後も)どんどんアドバイスしていきたい。野手も今年は暗かったので励ましながらね」。キャプテン制の継続については立浪監督が検討中だが、投手陣のリーダーとして、チームをけん引していく覚悟を明かした。(金額は推定)

【関連記事】中日ニュース一覧