阪神岡田彰布監督(64)が高知・安芸市での秋季キャンプ第2クール最終日の8日、来季不動の主軸として期待する大山悠輔内野手(27)に「上からたたけ」とアドバイスした。一問一答は以下の通り。
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-メインでは大山に指導
「そうよ。ちょっと、だからオリックスの時にな、やったのを思い出したからな。スピンかけるというかな。オリックスの時は俺も(見本で)ティー打ったりしたけど、もうティー打てへんわ。当たらへんわ。見えへん、老眼で。遠近感が分からへんわ」
-スピンはボールのちょっと下をたたくのか
「いや上やんか。ボールの上たたかへんと、スピンはかからへん」
-T-岡田らに言ったのか
「水口が『そんなふうに、Tに言っていたことですかね』とか言うとったな。忘れたけどな。そんなん秋は(高知)東部でやってたんや。記憶にあるのはロッテから来た右の、竹原やったかなあ。俺、その記憶はあるけど、水口はTに言うてたとか、何か言うとったなあ」
-その後、大山はフリーを打っていたがどうだったか
「あんだけええ感じで打つんやんか。そうやろ。ちょっとしたことなんやな。本当に。ちょっとしたコツよな。力入れんでも、あんな飛んでいったんみたいにな。力いっぱい振っても飛べへん時あるけどな」
-ポイントも前に出ているのでは
「打つ時はずっと前にしとる。それにな、ちょっとこう、うまくボールをとらえているというか、打球、まあ言うたら捕まったドローボールやんか。スライスはあんまり飛べへんからな。打球も弱いし。ああいう捕まった打球でラインドライブかかってもな。ラインドライブかかったら安打になるだけやからな。考えたら、おーん。ラインドライブもなかなか野手も捕れへんやんか。スライスボールは捕られるで。スライス回転なっとるから勢いがないんや、やっぱりな。右打者は三遊間のゴロが、安打や思っても捕られるのはスライスしているからショートが追いついてしまうんだよな。しょうもないバッターは大体そうやな。三遊間抜けたと思っても捕られるからな。ゴロでもこすったゴロになっているからショートは追いつくんや。平田なんかいつもそうやったもんな。ショートに捕られとったやん」
-栄枝や板山とも話して
「板山、今日めっちゃようなったな。板山、木浪がええな、バッティングようなったよな。板山もええ打球打ってたであれ。木浪めっちゃ良かったやろ」
-木浪は来年に期す思いも
「そらあるやろな。非常にええよな、木浪な」
-高山は
「今日は特に良かったな、今日は。なあ。なんやあれ? トラックマンか? 最後だいぶ、5キロか6キロ増えてたとか言ってたな。(スイングスピード?)ああ。バックスクリーンもなあ、ボンボンいくもんな。だからまあ、そんなもう、大きく変えろとかなんも言ってないからなあ。ちょっしたことでほんま変わるんよ、あれなあ。ほんまにいつも、なあ、コツっていうかなあ。なんでもそうや。ほんまちょっとしたことやねんけどな。それで全然違うよな」
-レギュラーを狙う木浪らが活気づける
「だってまだレギュラーとかな、そんなん決まってないから、なあ。ショートとか守れたら木浪とかでもチャンスあるわな。お~ん。チャンスあるどろこじゃないかもわからんわな」