マサカリ投法で知られる、プロ野球元ロッテ投手として活躍した村田兆治さん(72)が11日午前5時57分に亡くなった。死因は一酸化炭素中毒とみられる。

ソフトバンク藤本博史監督(59)は、現役だったダイエー(現ソフトバンク)時代の95~97年に、選手と1軍投手コーチという間柄だった。宮崎秋季キャンプ休日のこの日、オンライン取材に応じ「急に亡くなったと聞いて、『えっ…』と思いました。ダイエーの時、村田さんはピッチングコーチで僕は選手。監督は王会長でした。その時に村田さんはピッチャーの方を見ていたけど、(野手の)僕はよく声をかけてもらいました。すごく寂しいです」と、悲しんだ。

藤本監督が試合に出られない時期には「腐るなよ」と励まされたこともあった。「僕も昭和の人ですが、僕以上に昭和のおとこ気のある人だったなと思います。僕が現役時代はピッチングコーチがたくさんいましたけど、その中でも一番お世話になって、一番声をかけてもらったコーチでした」と回顧していた。

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