阪神岡田彰布監督(64)は11日、侍ジャパンとしての日程を終えて12日から秋季キャンプ合流予定の佐藤輝明内野手(23)について「一番変えなあかんのは佐藤かもわからん」と打撃改造を宣言した。同じく12日から合流する中野拓夢内野手(26)についても「二塁をやらせて」と方針を示した。

一問一答は以下の通り。

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-12日からは侍ジャパンで離脱していた中野と佐藤輝が合流する

「中野はまあ、一応セカンドをやらせて。初めてじゃないからな。最初セカンド守っとったやろ。だから、まあ、2人ずつぐらいやで。ショート2人、セカンド2人やで。それでどういう組み合わせになるのかやろうな、結局は」

-佐藤輝は侍が終わるまでは、打撃改造は行わないという話だったが

「いやいや、そら、やらなあかんわなあ。そんなん、お前」

-こうしなければいけないという部分は

「基本的に足が弱いと思うな。下半身が。足というか下半身な。スタンス狭いやろ、はっきり言うて。スタンス狭いゆうことは重心が高いゆうことやからな、結局は。グッと足が、下半身が踏み込んでいけへんもんな。あの足の長さやともうちょっとスタンスいるで。狭かったら軽すぎるやんか。くるくるくるくる回って。力がない」

-走り込みか、振らせるのか

「両方やろな。基本的には下半身は弱いと思うな。体力的にな」

-以前に差し込まれると話していた点も

「だから、スタンスが狭いから差し込まれるんやろ。自分で打ちにいってないから。待ちの姿勢ばっかりやんか。スタンスが狭いと。広かったら自分からばっとピッチャーの方にいけるけどな。それがないから。かなり差し込まれると思うよ。差し込まれたらもう弱いやん。結局、スタンスが狭かったらな。くるっと回るだけしかないわ。だから、スタンスを広くして、押し込まなあかんのやから。投手の方に向かっていかないと。その場でくるっとなるから、スタンスが狭かったらな。だからやっぱり弱いよ。向こうは150キロぐらいの速いボールが来るんやから、ある程度、下半身も向かっていくな。衝突じゃないけど、向かっていくその力が必要やわな」

-意識から伝えていく

「一番変えなあかんのは佐藤(輝)かもわからん。そうと思うけどな。今の打撃とか状況をな、ゲームの打撃を見とってもな」

-課題がありながら、成績が出てる。ポテンシャルは

「そらそうや。あれでホームラン20本以上打てるんやもんな」

-まずは守備より打撃

「バッティング、バッティング。サードやったらある程度できる。サードも1年目から(やってた)。内野の中で一番うまいと思ってたもん。サードの練習してる時でもな、ノックを受ける時にしても」

-三塁守備の評価

「評価って、大学の時もサード守ってたんやから。そのままの。スローイングもだから内野に守って一塁スローの方がええで。ライトから投げるよりは。そら内野のスローの方がええよ。はっきり言うて」

ー10日間でみっちりバッティングを

「そらバッティングになるよなあ」

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