広島矢崎拓也投手(27)が13日、キャンプ地の宮崎・日南市で契約交渉に臨み、2000万円アップの2800万円で更改した。6年目で初のアップ更改となった。

昇給の使い道を聞かれると「自分に投資することが一番リターンが大きいのかなと思う。自分の体だったり、モチベーションが上がるものだったりに投資するのが、一番正しい使い方なのかなと思っています」とクールに答えた。

今季は開幕1軍入りから中継ぎで存在感を高め、抑え栗林につなぐセットアッパーを任された。自己最多47試合に登板し、2勝0敗1セーブ、17ホールド、防御率1.82。好成績にも、5位に終わったチーム順位とともに満足はしていない。「(18年まで)優勝に貢献していた勝ちパターン、中継ぎの人たちに比べたら、今年の成績ってめちゃくちゃすごいの? と言われたら、たぶんそうじゃないと思う。(当時は)60試合とか投げながら1年間抑え続けている。そこに今の成績で僕が入っていけるかというと、正直微妙なのかなと思う。優勝するチームで勝ちパターンをするとなったらまだまだレベルアップが必要なのかなと、個人的には思います」。まだまだ成長過程に過ぎない。明日14日からチームに合流する新井新監督の下、さらなる成長を誓う。(金額は推定)

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