中日は18日、京田陽太内野手(28)とDeNA砂田毅樹投手(27)の交換トレードが成立したことを発表した。中日側としては、左腕リリーフの福が、国が難病指定する黄色靱帯(じんたい)骨化症による手術を受けるなど復帰時期が不透明。今季先発転向した左腕岡田をサイドスローに転向させているものの、左のリリーフ強化もあり実績のある砂田とのトレードに至った。中日は15日にもレギュラー阿部と楽天涌井とのトレードも締結していたばかり。中日加藤宏幸球団代表は、左のリリーフ強化のための補強を説明し、京田放出には「京田君が来年もウチにいるケース、DeNAさんのように内野を欲しがっているところへ移籍したときに、どちらが彼のためになるかという判断をした。ウチにいるより、他球団で心機一転がんばってくれた方が成績が残せるという判断」と続けた。

京田は16年日大からドラフト2位で入団。1年目の17年から遊撃レギュラーを奪取し、新人王を獲得した。通算700試合に出場し、打率2割4分6厘、22本塁打、181打点。今季は打撃不振から43試合、打率1割7分2厘、3本塁打、8打点で、遊撃だけでなくプロ入り初の二塁守備にも就いた。

 

◆京田のコメント 「6年間という短い間でしたが、1年目から試合に使っていただき、また選手会長までやらせていただき、中日ドラゴンズには感謝しかありません。今後はセ・リーグ同士なので、試合をする機会がありますが、これからもあたたかいご声援をよろしくお願いします。活躍することが皆様に対して、恩返しになると思いますので、これからも頑張ります」

 

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