名城大(北陸・東海3連盟)は投打がかみあい、九州共立大(九州3連盟)に完封勝ちを収めた。明治神宮大会では、94年以来28年ぶりの白星を飾った。21日の準々決勝では、上武大(関東5連盟第1代表)と対戦する。

先発の真田拓(ひらく)投手(4年=東郷)が、半袖のユニホームで熱投した。5回までノーヒットノーラン。6回に内野安打を許し、記録は途切れたが「あんまり意識はしていませんでした。1本打たれたら、あとは0に抑えるだけだと思った」と気持ちは変わらず。7回を2安打無失点、9奪三振だった。

ナイターで、ベンチのメンバーは厚手のジャンパーを着用する中、真田は半袖だった。5回に敵失で出塁した際、1度はジャンパーを着たが、すぐに脱いだのは「暑かったです」と笑顔で明かした。「アップから体が温まっていた。半袖の方が投げやすい」と我流を貫いた。

8回からは、来年のドラフト候補に挙がる右サイドの松本凌人投手(3年=神戸国際大付)がマウンドへ。自己最速タイの151キロで空振り三振を奪うなど、2回を無安打無失点、4奪三振の投球を見せた。松本は「真田さんがいい投球だったので、なんとか0でつないで、試合を締めることを意識していました」と振り返った。