阪神岡田彰布監督(64)が19日、高知・安芸市での秋季キャンプ第5クール2日目、守備練習を背中の張りのため途中で離れた佐藤輝明内野手(23)について、改めて体力をつけることを求めた。また、この日残留が正式に決まった来季2年目のカイル・ケラー投手(29)と新助っ人として合意間近のブライアン・ケラー投手(28=前レッドソックス傘下3A)についても語った。一問一答は以下の通り。

-守備練習中に佐藤輝が途中で

「まだトレーナーに聞いてない。今、平田(ヘッドコーチ)からちょっと聞いたけど。いや、何か張ったんやろ、腰とか背中とかなんか。今、トレーナーのとこ行って、後から報告来るとは思うけどな。まあ、だから、一緒にノック受けていても、みんな元気にあんだけ受けてんのに、そこでリタイアするいうことやろ。それだけのことや。だから。結局な、おまえ、ノックの時に数も受けられないということやんか」

-体力というところで

「まあ、そうなんやろうなあ。オレが2年間見てないからのう。そんな、知らんで、それは。そんなん、プロ野球である以上はみんな練習できると普通思うやん。そんなん、普通やろ。それでできんねんなあ。できないんやったら、ちょっとおかしいよな。2年間やってきてなあ」

-先頭を走ったり自覚を促していたが

「先頭走ってリタイアしたらあかんわな。おまえ、他のヤツ、どないなんねん。後ろのヤツとかな」

-球団からカイル・ケラーの残留が発表された

「古い方のケラーな」

-守護神もなかなか決まらない

「今はもう。まあ(今季は)結局最初、スタートで失敗したもんなあ。その後の印象が悪すぎたやろ、結局は。それからやっぱりええボール投げてたとか言うてもな。ちょっとスタートでのう。だから、後ろのもんでも、もう1人おんなじようなケースで、もしWBCとかに行けばな、その期間的にはな。それは他のもんで補ったらええ。オレはそういうつもりでおるけどな。そんで調整もな、あんまりよくしてないのに、行ってやられるわじゃなあ」

-来季はもちろん勝ちパターンの1人

「だから、前みたいに(JFKの)3人でという形では無理やろな。連投させたら怒られるやん、なあ(笑)。投げてなんぼと思うけどな。投げた方が給料が上がると俺は思うけどな。はっきり言って。それしか給料上がるのあらへんやん、久保田なんて。それで給料上がったようなもんなのに。内容じゃないよ。投げることが給料が上がる秘訣(ひけつ)やから」

-新しいケラーは合意が近い

「おぉ、ほとんど決まりやろ」

-印象は

「右は打ちづらいなっていう印象やな。(候補には)左もおったんやけどな、先発。(球速)160(キロ)くらい投げるやつ。変化球、ストライク入らへんわ。直球だけじゃな」

-新しいケラーはその心配はないか

「いやまあ、コントロールええよ。(球速は)150くらいかな、向こうでな」

-ツーシームも投げる

「投げる投げる。スリ-クオーターくらいやな」

-打たせて取るタイプか

「バッタバッタ三振は、そういうタイプじゃないな」

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