ロッテのファン感謝デーが20日、12球団の先頭を切ってZOZOマリンで開催される。3年ぶりに有観客での開催。選手とファンのキャッチボールやサイン会なども企画されている。

ロッテは新型コロナウイルスの感染が広がり始めた20年2月15日付で、球団としてのファンサービスの当面自粛を発表し、この日まで解除していない。直接のファンサービスは1009日ぶりとなる。

コロナ禍もあり、ここ2年間は無観客で行われ、ZOZOマリン室内練習場でのトーク企画などが生配信されていた。20年のイベント後、「鬼滅の刃」コスプレを終えた井上晴哉内野手(当時31)は「生で見てほしいのは確かなんですけど、できることは参加させてもらって、1年間お互いお疲れさまでしたみたいな感謝の気持ちを込めて参加させてもらいました」と振り返っていた。

ファンサービスについては「新幹線とかホームで声かけられて、サインお願いしますって言われるんですけど、どうしても球団の方で決まってるし。1人がルールを破って感染の元になるとそれが一番良くないので、いつものクセで応じようとして、あぁ…と踏みとどまったり。本当はサインを求められたら書いてあげるのがプロだと思うんですけど、今年はできなかったので」と話していた。抽選に当たったファンに限られるとはいえ、約2年9カ月ぶりに直接交流が行われる。【金子真仁】