楽天松井裕樹投手(27)が21日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸2億5000万円プラス出来高払いでサインした。

今季は53試合に登板し、1勝3敗、32セーブ、防御率1・92。19年以来自身2度目の最多セーブのタイトルを獲得した。一方で、チーム全体では、目の前でオリックスの優勝の瞬間を見届ける悔しい1年となった。来季は4年契約の最終年。「自分たちのチームメートと裏方さんと一緒に喜び合うということができたらそんな素晴らしいことはないなと思って見ていた。ぜひみんなで力を合わせて、仙台であの瞬間をファンの皆さまにお見せできればなと思っていますし、いつも支えてくださる方々と一緒に優勝の気持ちを味わいたいなと思います」。守護神として胴上げ投手を目指す。

目標を現実とするため、このオフ期間から新たな取り組みを始める。これまで9年に渡って田中将と自主トレを行っていたが、“独立”。昨年ドラフト4位で入団した高卒ルーキーの泰と2人で行う。「僕も年下が増えてくる中で、少しでもチームに還元できたらいいなって。自分自身も新しいところで力を出せるような選手になっていかないといけないですし、後輩が自分から何かを見つけて、それで1軍に上がってきてくれたらいいなと思います」と願った。(金額は推定)

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