侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が21日、日本ハムでの役職「プロフェッサー」として札幌市内にある厚別警察署で一日警察署長を務めた。同市内の商業施設でトークショーも行った栗山監督は、来春WBCへの参加意思を表明したエンゼルス大谷翔平投手(28)について「ファンのみなさま、おめでとうございます」と、話した。

その表現の真意については次のように語った。「日本中の野球ファンが見たかったはずなので。特に、この北海道で5年間育っていただいて、どういう姿に変わっているのか。ぜひ、生で感じてほしいし、見てほしい。(監督として)自分がうれしいとかではなく、『本当にファンのみなさま、おめでとうございます。よく本人、決断してくれましたよね』っていう感覚が、まず思うことで」と、大谷の参加意志を聞いた時の率直な思いだったと明かした。

その上で、栗山監督は「まずは、野球ファンが見たい選手が集まってもらうというのが、まず第一の僕のスタートだった。そういう意味では、本人もね、簡単な決断ではなかったと思うし、どれだけ体が疲弊しているかとか、大変な思いをこの2年間しているとか、こっちも分かっていたのでね。いろんな話はしてきましたけど、本当に良かったなと思います」と、大谷の決断を大歓迎した。