阪神伊藤将司投手(26)が1日、兵庫・西宮市内の球団事務所で契約交渉に臨み、3600万円増の8000万円でサインした。カーキ色のスーツで交渉に臨んだ左腕。ポイントは「裏地が眼鏡というところです」と笑顔で説明した。アップした金額について「こんなにもらっていいのかなとは思います。うれしかったですね」と口にした。

今季9勝で2年連続2ケタ勝利は逃したが、5月22日巨人戦(甲子園)ではプロ初完封を達成。さらに、7月での同戦でも完封勝利を達成。球団左腕での伝統の一戦での2試合連続完封は、1969年(昭44)江夏豊以来53年ぶりの快挙だった。

甲子園は10連勝中と本拠地での勝負強さも見せるなど、20試合で9勝5敗、防御率2・53でシーズンを終えた。「去年より完投数も多くなってそういうところはよかったと思います。ただ、2桁(勝利)と規定(投球回)は達成できていないので今年は悔しいシーズンでした」と振り返った。

オフは岩貞と自主トレを行う予定。「けがをしない体作りであったり1年間投げ切る体を作っていきたい。来年は2桁、あと規定をしっかり達成できるようにチーム一丸となって“アレ”を目指して頑張ります」と意気込んだ。(金額は推定)

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