「現役ドラフト」が9日、非公開のオンラインで行われ、楽天のオコエ瑠偉外野手(25)が巨人に移籍することが決まった。合わせて巨人戸根千明投手(30)が広島に移籍することも決定した。

関東第一(東東京)時代、甲子園で活躍して15年にドラフト1位で楽天に入団したオコエは7年目の今季、6試合の出場にとどまり、打率2割、0本塁打、0打点だった。

戸根は14年ドラフト2位で日大から巨人に入団。今季は9試合の登板にとどまり、0勝0敗、防御率5・02。11月25日の契約更改では、「今年はふがいなかったので、セットアッパーをもう一度取りに行きたい。リーグなら50試合(登板)。投げダルマくらいに投げまくって、文句1つ言わずに投げられたら男として格好良いと思う」と覚悟を示していた。

現役ドラフトは、出場機会に恵まれない選手の移籍を活性化する制度で、日本野球機構(NPB)とプロ野球選手会の数年にわたる話し合いの末、今オフから導入。各球団、必ず1人は出て、1人は入る仕組みとなっていた。